医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
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暦の上では春とはいえ、まだまだお寒いですね。いかがお過ごしですか。
コロナウイルスに対する配慮が欠かせない日々が続いておりますが、一日も早く穏やかな日々が戻りますように、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
さて、今回は【新型コロナウイルス第6波】についてお話しさせていただきます。
 
新型コロナウイルス感染症の第6波がやってきました。昨年末から日本の新規感染者数が異常に少ない時期もあり、これで終わりのような気がしていましたが、やはりなかなか終わりは見えません。
現在の世界の新規感染者数をみてみると、100万人近いアメリカは別格として、数十万単位である「インド・ブラジル」、数万単位の「ドイツ・イギリス」などと比較して、まずまず健闘していると思います。
最近になり地区医師会が新型コロナウイルスの感染拡大でひっ迫している保健所の一部業務を代行することになりました。まことに素晴らしいことだと思います。しかし残念なのは、あくまで地域の取り組みであることと、なぜ第5波が終わった時点で議論しなかったのかという点です。
日本人は終わったことに触れるのを嫌がる文化があり、失敗したことの本質を議論するのも苦手です。
ただ、組織ではそれに触れる必要が往々にしてある。なぜこんな間違いや望まない結果が生じたのか?個人の資質とか、ダブルチェックの不足と断ずるのは意味がありません。
私は組織における誤りが、ほとんどシステムによるものではないかと考えています。人間の資質を上げるのはこのご時世簡単ではないし、人を増やすのはさらに困難です。
このように考えるとシステムと考え方、思考回路を変えることしか過ちを防ぐ道はありません。カスタマイズの極致ともいえる医療において、どうエラーレスシステムを考えるのか。
次回から恭青会におけるヒューマンエラー(人為的過誤や失敗)の防ぎ方、それに向けたシステム構築と再編とは何かということを述べていきたいと思います。
一級建築士「瀬尾 広志」先生のコラム掲載中!
いくの眼科の建築設計を担当いただいている一級建築士「瀬尾 広志」先生のコラムを掲載中です!読者の皆さまからの質問も募集しておりますので、ぜひお気軽にご質問ください。

.眼科手術室を作る時のポイントは何ですか? - part.2 -

A.1月号に続き、作る時のポイント全10項目から、後半5つのポイントをご紹介します。

 

 

【空調】
▸HEPAフイルター付き空調機器の設置が良い。吸込方式は、下吹込方式と後吸込方式(吸込みダクト式)があり、またロスナイ等を併用して手術室を少し正圧にしておくのも良い。
 
【照明】
▸手術室用照明器具が良い。またスイッチ(フットスイッチ)・ダウンライトの位置も打合せが必要。
 
【電源】
▸医療機器等の打ち合わせで、必要箇所に電気容量を考慮して設置が必要。
 
【弱電設備】
▸LAN(電子カルテ用)・モニター(顕微鏡・部屋)等の設置打合せが必要。
 
【その他の設備】
▸医療ガス設備、無停電設備、他にも埋め込み医療器具、時計、棚を設置するのか打ち合わせが必要。

 

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理事長 生野 恭司
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