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穏やかな日差しに春を感じる今日この頃、お健やかにお過ごしでしょうか。
寒暖定まらぬ時期ですので、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

さて、皆さんは現在Netflixで配信されている医療ドラマ「トラウマコード」をご存じでしょうか。私はこのドラマに、現代の韓国、そして近未来の日本の問題点を見ている気がしています。今回は私の感想を交えながら、このドラマを皆さんにご紹介したいと思います。多少ネタバレ的なところもありますが、その点はご容赦ください。

 

「トラウマコード」とは外傷に対応する救急プロトコールのことで、本ドラマの舞台は韓国の大学病院の外傷救急外来です。主人公は新しく着任した外傷センターのペク教授を演じるチュ・ジフン。彼は国境なき医師団の元メンバーで、紛争地域で活躍したのち、本国に招聘された天才外科医です。人命を最優先するために歯に衣着せぬ物言いで、気性も荒いのですが、専門医として優れた判断力と驚くべき手術の腕を持っています。手段を選ばない彼の行動は、当初周囲の反発を招きますが、やがて彼とそのチームの必要性・重要性が認められていきます。

 

ストーリーもさることながら、何より韓国の医療現場がとてもリアルに再現されており、皮肉も含めて描かれています。救急は生命を預かりますが、赤字部門のために、懸命に命を救っても必要な機材や人員を回してもらえません。また、若い医師からは敬遠されているため、人員不足からの過剰労働を引き起こし、それがさらに志望者を減らす負のスパイラスに陥っています。実は重症外来の疲弊は韓国の慢性的な問題で、救急のたらい回しは社会問題化しています。つまり、このドラマは韓国国民の医療への不満と、隠れたヒーローに対する賞賛のメッセージと取ることができます。


実際、韓国も日本も医師のトレンドは酷似しており、重症科目は特に地方で不人気です。日本でも「直美※」「直産※」がトレンドワードになっています。行政は医師の働き方改革やさまざまな規制で無理やり抑え込んではいますが、隠れたトレンドはいずれ露見すると考えられます。このドラマのような出来事がお隣だけではなく、日本の現実にならないことを願います。

※「直美」とは初期研修を終えてすぐに美容医療に進む医師のこと
※「直産」とは初期研修が終わってから産業医の道に入るルートのこと

 

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理事長 生野 恭司
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