医療法人恭青会の医療関係者向け情報メール
電子版 慈恩16号

近頃は肌寒さを感じる朝もありますが、ご体調を崩されてはおりませんか。

今回は「目薬の点し方」についてのお話をさせていただきます。

医療法人恭青会
理事長 生野 恭司 
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慈恩編集部

contact@kyoseikai.com

目薬の点し方について

今回は目薬の点し方についてお話しいたします。


まず点し方ですが、目の上の方に目薬を固定して目に滴下するようにします。

最初のうちは怖いために目が大きく開けられず、目薬が目に入らないことが多くあります。もう片方の手で、目を大きく開けることがポイントとなります。

これについては、処方箋で目薬をもらう薬局などで丁寧に指導していただくことになります。

当院では手術後に点眼指導を行っていますが、なかなか慣れないことも多く、特にご高齢の方では難しい場合もあります。

多くの場合、目薬がうまく目に入らなくても問題はありませんが、緑内障の薬では肌に触れると、色素沈着を起こし黒くなることがあり、注意が必要です。すぐに目の周りを洗うことで問題はありません。

次に点眼回数についてです。

1日3回または4回点眼する目薬がほとんどです。3回の場合はご飯の度に点し、4回の場合はご飯の度+就寝前に点すことが、点し忘れがなく良いと思います。

就寝直前に目薬を点すことが悪いと信じている方もおられますが、特に問題ありません。

1日6回または8回点すとなると、等間隔に時間を空けて使用することになります。

また、ドライアイの目薬などはきっちりと時間を空けて点すよりも、回数を多く点すことが重要となりますので、多少時間がずれても構いません。

 

最後に目薬特有の注意事項として、先端に指などが触れると出てくる目薬が汚染されるため、目薬の開封時や点眼時には注意が必要です。

また、目薬は種類によって保存方法が異なります。

冷蔵保存や、暗所保存など注意が必要な点眼は薬局からもらう時に説明があります。それを守り目薬を保存してください。目薬によっては使用期限が1ヵ月程度しかないものもあります。薬局で確認してから使用するようにしてください。

 
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